NASはスマホのバックアップ用途が拡大、2TBが売れ筋(日経トレンディネット)



 前回の「無線LAN(Wi-Fi)ルーター、802.11ac対応が売れ筋」に引き続き、今回はビックカメラ有楽町店にNAS(ネットワーク接続型HDD)の売れ筋を取材した。

【関連画像】バッファロー「リンクステーション LS210D0201C」(右)と「LS210D0101C」(左)

 同店のPC周辺機器コーナーを担当する阿部隆豊氏によると、最近はNASを買い求める背景が変わってきているそうだ。「テレビ番組を録画して家族でマルチメディアを活用するといった使い方よりも、スマートフォンのデータをバックアップしたいというニーズが高まっています。スマートフォンのデータはUSBメモリーに保存する人が増えていますが、128GBなどの大容量モデルになると1TBのNASと価格差がなくなります。そこでNASを購入しよう、という流れが生まれているんですよ」という。

 それを踏まえて売れ筋ランキングを見てみよう。

 容量単価の安い2TBモデルを中心に、NASとしては低価格な1TBモデルや、2台の2TB HDDを内蔵した4TBモデルなど、幅広い構成が並んでいる。そのなかで、DLNA準拠などマルチメディア系の機能のない製品も少なからずある点には、阿部氏の語る傾向が見てとれる。モデルごとの人気の理由は次のページから追っていこう。

※掲載している価格とポイントは、2017年10月31日15:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい

USBメモリーよりも大容量がよいならば低価格の1TB、安全性重視なら2TB×2台

 一番人気となっていたのは、バッファローの2TBモデル「リンクステーション LS210D0201C」。2TBながら1万円台前半で買えるコストパフォーマンスの高さと、メーカーの信頼性から老若男女を問わず売れているという。

「1TBとの価格差が少ないことから、NASの入門機として買われていく方も多いですね。冒頭のとおり、テレビ録画需要はあまり盛り上がっていないので、これ以上の大容量を求める動きはあまり強まっていないですね」

 4位に入った同シリーズの1TBモデル「LS210D0101C」は、入門機としての位置づけがよりはっきりとしている。「大容量のUSBメモリーにスマートフォンのデータをバックアップをしようと来店されて、費用対効果からNASにしようという方の受け皿になっていますね。当店で扱っているNASのなかでも最安クラスですから」

 2位の「リンクステーション LS520D0402」は、ランキング上位でもっとも高価なモデルだ。2TB HDDを2台内蔵しており、データを二重化するミラーリング(RAID 1)か、2台のHDDに分散書き込みすることで処理速度を上げるストライピング(RAID 0)が設定できる。

「家族の写真など、絶対に消失したくないデータの保管庫として考えている方には、1台モデルよりも値が張りますが複数台モデルは人気がありますね。RAID 1にして、何より安全性を高めたいという方向けです」

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