格安SIMの「カウントフリー」で音楽、動画を実質無料に(日経トレンディネット)



格安SIMのサービス多様化で、お得に使うためのポイントが変わってきた。最近、注力するMVNOが増えてきたのが、今回解説するカウントフリーだ。かつてはデータ通信容量を圧迫する最大の要因だった音楽配信や動画配信も、契約するサービス次第で安く、快適に利用できる。

【関連画像】3タイプのカウントフリー機能

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 競争が激化する格安SIMでは、この2年ほどの間に新しいサービスがいくつか誕生した。「カウントフリー」もその1つだ。

 カウントフリーとは、特定のアプリによる通信を料金プランの通信容量から差し引かず、結果として実質無料で通信できるようにするもの。目的が限定された使い放題サービスのようなものだ。

 すべての通信が無料になるわけではないので、誰にでも向いているサービスではない。しかし、動画配信や音楽配信、ゲームなど、カウントフリー対象のアプリで通信容量の大半を消費するような人であれば、乗り換えることでコストを削減できる可能性が高い。

 そこで今回は、今あるカウントフリーのタイプと、それを利用することでどれくらいお得になるのかを見ていこう。

ギガ死しやすい動画配信サービスやSNSの通信が無料に

 ここ数年の間に、YouTube、NetflixやHuluなどの動画配信サービス、Apple MusicやSpotifyといった音楽配信サービスなど、スマホで楽しめるコンテンツサービスが普及した。また、InstagramやSNOWのように、写真や動画を共有するSNSも人気だ。

 動画・音楽配信サービスではコンテンツを再生するためにデータを読み込み続ける必要があり、多くの通信が発生する。写真や動画を必ず読み込むInstagramも同様だ。そのため、頻繁にアクセスして通信容量を使い切る原因になりがちだ。通信容量を使い切って、不便な低速通信しかできなくなった状況を、「ギガ死」と呼ぶ人もいる。

 そんな状況で登場したのが、格安SIMのカウントフリーだ。カウントフリーの対象となるサービスはさまざまだが、主に「コミュニケーション」「エンタメ」「その他」の3タイプに分類できる。

●●画像や動画で通信量が多いInstagramも無料に

 コミュニケーションタイプのサービスとしては、Twitter、Facebook、Facebook Messenger、Instagram、LINEといったSNSやメッセージサービスが主な対象となっている。

 ただし、ライブ動画の視聴などについては無料通信の対象にはならない。また、Twitterのタイムラインからリンク先にアクセスする場合など、対象のサービスから外部のウェブサイトにアクセスするような場合も無料にはならないので注意したい。

 コミュニケーションサービス向けのカウントフリーを提供している格安SIMの代表例は、LINEが自ら手がける格安SIMの「LINEモバイル」や、「DMM mobile」(DMM)、「FREETEL SIM」(楽天)だ。

●●YouTubeやAbemaTVも見放題

 エンタメタイプのサービスとしては、YouTubeをはじめ、Apple Music、AbemaTVといった動画・音楽配信サービスが無料通信の対象となっている。また、スマホ向けのゲームアプリによる通信をカウントフリーの対象とする格安SIMもある。

 特に動画配信サービスはコンテンツのデータが大きいため、カウントフリーを利用することで通信量を大幅に節約できる可能性が高い。代表例は「BIGLOBEモバイル」(BIGLOBE)や「LinksMate」(LogicLinks)だ。

●●アプリのダウンロードや自社サービスが対象の場合も

 その他のタイプとして、「FREETEL SIM for iPhone」(楽天)やLinksMateのように、App StoreやGoogle Play Store利用時の通信が対象とされるケースもある。また、「OCN モバイル ONE」(NTTコミュニケーションズ)のように、自社のIP電話サービスやオンラインストレージによる通信をカウントフリーの対象とする格安SIMもある。

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