18年パソコンの新トレンドは? 周辺機器の盛り上がりにも期待(日経トレンディネット)



 専門家が「2018年のデジタル製品トレンド」を予測する、日経トレンディネットの1月特集。ライターの湯浅英夫氏は、今年2018年のパソコン界をどう予測するのか?

【関連画像】Always Connected PCは、2in1型やタブレット型が中心になりそう。写真はHPの「HP ENVY x2」

湯浅英夫氏の予測は……

【1】デザインとセキュリティーを重視したモバイルPCが増える

【2】Always Connected PCが話題を集める

【3】周辺機器市場が盛り上がる

●モバイルPCのポイントはデザインとセキュリティー

 今やパソコンといえばノートPCを思い浮かべる人が多いだろう。ノートPCにもいろいろあるが、働き方改革の影響もあってか、2017年はモバイルPCに注目が集まる年だった。モバイルノートやタブレットを持ち歩いて仕事をするといったスタイルだ。

 モバイルPCには、オーソドックスなノートPC型(クラムシェル型)、タッチ対応のディスプレー部分が360度回転してタブレット型に変形する2in1型、マイクロソフトSurface Proに代表されるタブレット型などがある。こうしたモバイルパソコンは2018年もますます普及していくだろう。

 モバイルPCで重要なのは、軽さやバッテリー駆動時間の長さといったモバイル性能だが、それだけでなく人前で使いたくなるような薄さやデザイン性を重視した製品が増えてきた。セキュリティー機能も重視されており、顔認証や指紋認証といった生体認証機能を備えた製品が増えている。2018年は、こうしたデザイン性やセキュリティーに力を入れたモバイルPCがますます増えるだろう。

台風の目になりそうなAlways Connected PC

 2018年のモバイルPCで最大の注目ポイントになりそうなのが、米マイクロソフトが昨年12月に発表した「Always Connected PC」だ。

 これは従来のインテルx86系CPUではなく、スマートフォンなどで使われているARMプロセッサーと呼ばれるチップを使ったWindows 10パソコンだ。LTE通信機能を搭載し、スマートフォンのようにネットワークに接続した状態でスタンバイでき、1カ月近い待ち受け時間や20時間前後の連続駆動時間など、バッテリー駆動時間の長さが特徴だ。従来のWindows用ソフト(32ビット版のデスクトップアプリ)もエミュレーターで動作することから、使い勝手は現在のWindows 10搭載パソコンとそれほど変わらないはずだ。

 海外ではすでに台湾ASUSと米HPから製品が発表されている。価格はASUSの製品で599米ドルからと安く、モバイルPCとして人気を集めそうだ。日本での展開は2017年末の時点では不明だが、LTE通信機能を搭載することから、通信キャリアのショップで販売されるようになる可能性もある。

 処理性能はCore i5搭載モバイルPCほどではないため、Core iなどx86系CPUを搭載したモバイルPCは高い処理性能を特徴にしたハイエンド寄りの製品が中心になり、安価なモバイルPCはAlways Connected PCが担うという住み分けが起きるかもしれない。x86系CPUを搭載したモバイルPCも、LTE対応製品が増えてくるだろう。

●モバイル中心の世の中に

 Always Connected PCは、スマートフォンの使い勝手を持ったモバイルPCで、パソコンのスマホ化と言ってもいいだろう。その一方で、アップルのiPadやAndroidタブレットにキーボードを取り付けてパソコンのように使っている人を見かける機会が増えてきた。サムスンのGalaxyをパソコンのように使える「Dex Station」などのソリューションも登場している。これらはスマホやタブレットのパソコン化と言えるだろう。

 どちらのアプローチが主流になるにせよ、これまでのスタンダードノートやデスクトップPC中心の使い方から、モバイルPCやスマホ・タブレット中心の使い方へと、コンピューティング環境の変化が起きている。2018年は、その変化がはっきり見えてくる年になりそうだ。

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