相坂優歌1stアルバム『屋上の真ん中 で君の心は青く香るまま』全曲解説



2013年に声優デビュー、そして2016年1月にアーティストデビューを果たして以来、積極的に活動を続けている相坂優歌。そんな彼女が、1月31日にリリースした1stアルバムが『屋上の真ん中 で君の心は青く香るまま』だ。

相坂優歌(あいさかゆうか)。9月5日生まれ。千葉県出身。アプトプロ所属。主な出演は『アンジュ・ヴィエルジュ ~ガールズバトル~』日向美海役、『桜Trick』野田コトネ役、『アクティヴレイド』山吹陽役、『迷家-マヨイガ-』真咲役、『ネト充のススメ』ライラック役など
撮影:Wataru Nishida(WATAROCK)

企画から入り、制作陣へのオファーからレコーディング、マスタリングなどすべてのプロセスに自ら深く関わり、徹底的にこだわり抜いて作られた本アルバムについて、インタビューを実施。念願の1stアルバムに込められた想いについて直撃した。

▼面接や受験が苦手だったんです

――とうとう念願の1stアルバムが発売されましたね。

はい! これまでもファンの方たちから「アルバムを待っています」という声をいただいていて、2017年11月に発売した3rdシングル「ひかり、ひかり」のリリースイベントでは特にそういった声が多かったんです。なので、やっとみなさんに届けられる日がくるんだなと。お待たせしました!

――今回、1stアルバムをきっかけに相坂さんを知るという人も多いと思います。なので、相坂さんが声優・アーティストになるまでの道を振り返ってもらおうかなと。

もともと中学生のときにイラストを描いていたり、アニメや漫画にも興味があったりして、サブカルチャーが好きだったので、なにかしらに関わりたいとは思ってました。それで声優の専門学校に通いだしたんですけど、なんで専門学校に通いだしたんだっけと考えてて、最近思いだしたことがあるんですよ。

――そ、それは……?

高校生当時、「大学に行きたくない」という気持ちが強かったんです。

――勉強的な意味でですか?

はい。興味のないことを一所懸命に学ぶのが好きではなかったので、学校もあんまり行きたくなかったんです。あとは受験や面接も苦手でした。なので、大学は行きたくないなと。大学の面接では「私は頭がいい人ですよアピール」をしなくてはいけないといけないのかなと思っていて、でも声優とか専門的なことだったら、思いの丈をぶつければいいなって。

――そこで声優という職業を目指すことになるんですね。

「そんな自分には何ができるんだろう、自分にしかできないことをやりたい」とずっと考えていたときに、声をつかった仕事には興味があるなと思ったんですよ。小中高とずっと放送委員長をやっていたので、声をつかうのは好きだったんです。歌うのも好きだったので、いずれは歌もやりたいなと。

――そこがきっかけだったんだ。「声優になろう」と思ったときに、最初にとったアクションはなんだったんでしょうか。

こんなことを言いながら私、すごく行動が遅かったんです。専門学校の方が高校まで説明に来てくれたので、高3の夏にオープンキャンパスに行ったくらいで、そこからはなんとなく過ごしていて……。

――学校は東京ビジュアルアーツですよね。なんとなくというのは?

実は、高校を卒業してすぐに専門学校に行ったわけではないんです。学費のためにバイトをはじめて、高校卒業から一年後に入学しました。

▼想いだけは負けない

――そうやって学校に通っていって……、初仕事は『アンジュ・ヴィエルジュ』になるんですか?

デビュー作という意味では『アンジュ』なんですけど、同じ時期に『桜Trick』も決まっていたんです。キャストとして初めて名前が出たのは『アンジュ』、初TVアニメが『桜Trick』ですね。

――ゲームの現場は基本的にひとりで収録しますけど、TVアニメはほかのキャストと掛け合いながらやらなくてはいけないから、それに戸惑うこともあったんじゃないかなと。

そうなんです。『アンジュ』の収録やCMのナレーションはひとりだったし、何をどうしたらいいかわからなかったので緊張しました。マイクの前に立ってしゃべることは専門学校で教わっていたので、自己流でなんとかなりました。でも、アニメの現場は難しかったですね。マイクの数も限られているので譲り合わなければいけないし、あのときは先輩方に迷惑をかけてしまって、撃沈して帰りの電車で落ち込んでいました。

――最初のアフレコ後には落ち込んで帰る、とみなさんよくおっしゃいますね。特に『桜Trick』では野田コトネというメインキャラクターを演じていたのでプレッシャーもあったと思います。

はい。初TVアニメでいただいた役がメインのキャラクターだったので、もっと練習したかったという気持ちもありました。でも、それはそれで肝が据わった瞬間でもありました。

――先ほど、声優になったら歌もうたいたかったと言っていましたよね。アーティストデビューが決まったときの心境は?

声優になろうと決めたときから、ゆくゆくは歌いたいと思っていたので、うれしかったです。順調に進んでいって「よしよし!」って感じ。ポジティブな気持ちしかなかったですね。

――不安とかはまったくなく。

うーん……。あ、声優アーティストって、ある程度、声優の仕事をしてからアーティストとしてデビューする方が多いイメージじゃないですか。私は初のTVアニメレギュラー出演が2014年4月、ソロアーティスト活動を始めたのは2016年1月。声優としてのキャリアがまだまだの状態だったので、その不安はありました。まわりの声優アーティストさんと圧倒的な差があると思うので、それにどうやって打ち勝っていくか、その覚悟をしないといけないとは考えていました。

――外から見ているだけですけど、順当に進んでいるイメージだったんですよ。1stシングルからタイアップが付いて、デビューしたその年にアニサマ(『Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-』)にも出演していたじゃないですか。

やっぱりアニサマとか、大きなライブイベントってすでに売れている人が立つ場所ってイメージがありますよね。だからこそ「私で大丈夫かな」という思いはあったのですが、弱気になるというよりは、「やってやらねばならぬ!」みたいな気持ちで挑みました。想いだけは負けないという自信があったんです。



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